繊維ニュース

UTC/自動採寸システム開発/6月からサービス開始

2024年05月31日 (金曜日)

 ユニチカトレーディング(UTC)は東英産業(京都府精華町)と自動採寸システム「PITAMS」(ピタムス)を共同開発した。サイズ推定から既製製品へのレコメンドまで行えるパッケージサービスとして6月1日から提供を開始する。

 ピタムスは、スマートフォンで年齢・身長・体重・性別を入力し、正面と側面の写真を撮影するだけで被写体のボディーラインを自動検出し、胸囲・肩幅・腹囲などサイズを3D人体モデルから推定するシステム。

 このシステムを活用することで採寸者による誤差の軽減、人手・時間・コスト削減、サンプル試作費などの軽減、データ管理の簡略化、採寸結果のデータベース化が容易になる。

 ピタムスは、2021年から非公開で大手ユニフォームメーカーのミドリ安全(東京都渋谷区)と取り組みを始め、続いて学生服メーカーの瀧本(大阪府東大阪市)とも取り組み、課題や問題点の抽出と改善を進めてきた。今後はさらにアパレルメーカーと綿密な連携を進めるため、6月1日から契約企業向けアプリの提供を開始し、サービスを本格提供する。