ごえんぼう

2024年05月30日 (木曜日)

 服を購入するとき、何を基準にするか。多くの人は「自分に似合う」ことを求めると思う。しかし自分で判断するのは難しい▼この難題に一定の答えを出したのが通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZOだ。同社が展開する日本最大級のファッションコーディネートアプリ「ウェア」を刷新し、似合う服が探せるようにした▼意外なことも分かった。同社が実施したアンケートでは、自分好みの情報をSNSで探しているが、その情報が「見つからない」と言う人が68%を占めていた▼膨大な情報量の中で、欲しい情報にたどり着いていない。こうした不満をZOZOが解消し、似合う服の提案もする。同社の澤田宏太郎社長兼CEOは、似合うという事象を「複雑怪奇」と表現する。自分の好みや他人の目、体形の劣等感、与えたい印象などのマインドが複雑に絡み合うからだ。アプリの社会実験に筆者も参加してみようか。