東洋紡/バレーボール部休止、厳しい経営環境など背景
2002年05月08日 (水曜日)
東洋紡は6日、女子バレーボール部(チーム名=東洋紡オーキス)の活動休止を発表した。
同社では東洋紡オーキスの活動をCI運動の一環、従業員の求心力・意識高揚およびスポーツ振興による社会貢献と位置付けてきた。しかし、スポーツ意識の多様化もあり「企業イメージ戦略としての「重要な位置付けを果たせなくなっていたうえ、厳しい経営環境もあって、活動を休止するに至った」と言う。
現在バレーボール部は選手20人、監督以下スタッフ4人の計24人が在籍するが、選手については本人の意向優先で他チームへの移籍や同社での雇用を検討している。
バレーボール部は49年、工場単位でチームを作り活動開始、65年、6人制第1回日本リーグに参加。98年度第5回Vリーグで初優勝し、2000年度第7回Vリーグでも優勝を果たした。また、全国各地でバレーボール教室を開催するなど、バレーボール振興にも取り組んでいた。