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インテキ深セン/華南市場で来客増へ/来月5~7日に開催

2024年05月24日 (金曜日)

 【上海支局】華南市場に焦点を当てた生地・副資材展「大湾区国際紡織面料及輔料博覧会」(インターテキスタイル深セン アパレルファブリックス2024=インテキ深セン)が来月5~7日、広東省深セン市で開かれる。会場は、19年以来4年ぶりの深セン会展中心(福田区)となり、来場者数の伸びが期待される。

 今回展は、同会場の1、2、9号館の3ホールに11カ国・地域の企業が出展する。日系企業はサンウェル、双日ファッション、宇仁繊維、クラボウ、KIRARI、アイリスなどが出展する。

 同展は、19年まで「深セン国際紡織面料及輔料博覧会」の名称で、同会場で開かれていた。20年から大湾区国際紡織面料及輔料博覧会に名称変更し、会場を郊外の深セン国際会展中心(宝安区)に移した。しかし、新型コロナウイルス禍や市内からのアクセスの悪さが響き、来場者数が伸び悩んでいた。今回の会場変更で、来場者数が回復する可能性がある。

 深センには、贏家時尚(エッカ・グループ)や歌力思(グリス)など、高級レディースブランドの大手企業が本部を置く。こうした企業向けを手掛けるODM企業や、新興のネット通販ブランド、デザイナーズブランドなども集まっている。日系生地商社は、上海に次ぐ重要市場と位置付けている。