ごえんぼう
2024年05月16日 (木曜日)
取材で毎日のように利用する東京メトロ銀座線は、浅草や銀座、渋谷など東京の観光地を網羅する地下鉄として訪日外国人にも定着した。ただ、想定外の事態が起こっているようだ▼朝晩の通勤ラッシュに加え、キャリーケースやバックパックを持った訪日客が多く乗車するため一日を通して車内は混雑、過密状態になっている。特にホテルをチェックアウトする時間帯はキャリーケースの占有率が高くなる▼銀座線の開通は1927年。東洋初の地下鉄として産声を上げたがトンネル自体が小さく車両も狭い。さらに2022年夏には本数を大幅に削減している。その理由は外出自粛の影響で「客数回復が見込めないため」と言う▼勝手ながらアフターコロナ下で本数の増加を望みたい。個人的にはお年寄りの利用が減ったように感じるのだが。以前は三越前や日本橋などで降りるお年寄りも多かった。混雑を避けたい気持ちも分かる。