ごえんぼう
2024年04月16日 (火曜日)
筆者が利用する大手シネコンは火曜日の映画料金が割引される。会員限定だが、通常2千円が1300円に。ただ平日というハードルは高い。仕事帰りに見る元気はない▼見たい映画は幾つもある。その一つが「アイアンクロー」。“鉄の爪”の異名を持ち、プロレス界に歴史を刻んだフリッツ・フォン・エリック一家の数奇な運命を描いた作品だ。プロレスファンでなくても楽しめるという▼フリッツと激闘を繰り広げたのが、ジャイアント馬場やアントニオ猪木だった。猪木さんの軌跡をたどったドキュメンタリー「アントニオ猪木を探して」は映画館で見た。作品の評価は分かれるようだが、満足感は得られた▼〈元気があれば何でもできる〉という猪木さんの言葉があるが、「いつも元気でいること」は苦しい。「元気なふり」をして無理をするのはもっと苦しい。たまには仕事を休み、平日の映画で元気を回復するのもいい。