OEM・ODM展AFF/40回の節目に371社がそろう/明日から大阪で開催

2024年04月08日 (月曜日)

 ファッションOEM・ODM展示会「AFF・大阪2024Spring」が明日9日から、マイドームおおさか(大阪市中央区)で開かれる。今回は、371社が422ブースで参加。AFF(アジア・ファッションフェア)40回目となり、来場者にはノベルティーも配布する。会期は11日まで。

 中国中心にバングラデシュ、ミャンマー、カンボジア、ベトナムなど東南アジアの企業も参加。東南アジアの出展企業や東南アジアに製造能力を持つ企業を集めた出展エリアを設ける。そのほかODMに対応できる企業を集めたエリアも設置する。

 主な出展商品はアパレルを中心に服飾雑貨、素材・副資材、ホームテキスタイルなどで多様な商品がそろう。

 同展の第1回は、前身のCFF(チャイナ・ファッションフェア)として2003年12月に大阪で開かれた。重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行による延期を経ての開催で、中国企業76小間の出展に1620人が来場した。その後、東京でも開催し、春の大阪、秋の東京展が定着。12年には大阪5千人超、東京6千人超が来場する規模にまで拡大した。

 14年には、中国以外への縫製ニーズの高まりに応えるため出展者をアジアに広げ、名称もAFFへと改称した。AFFとなってから、東京、大阪以外に名古屋や福岡でも開催するなど、日本最大級のファッションOEM・ODM展示会として地盤を築いてきた。

 しかし20年、新型コロナウイルス感染症の流行により通常通りの開催は中断。出展者の来日が難しい中、サンプルを展示し、オンラインで商談する形としながらもビジネスの場を提供し続けた。

 出展者の来日がようやく実現した昨年は春の大阪、秋の東京に加え、秋にも大阪展を開いた。大阪展は2回合わせて660小間、7700人が来場。東京展は955小間で過去最大規模となるなど、コロナ禍前以上に規模を拡大している。