繊維ニュース

菅公学生服/学校で“服から服”へ/制服循環PJに3校が参画

2024年04月03日 (水曜日)

 菅公学生服がJEPLAN(ジェプラン、旧日本環境設計)と協働して進めている「制服・体操服の循環型プロジェクト(PJ)」において、このほど中学校、高校3校が同PJを導入した。

 同PJは菅公学生服がJEPLANと協働して行う、不要になった制服、体操服を学校で回収し、“服から服”へ循環させる取り組みで、昨年11月に始動した。子供たちに循環経済(サーキュラーエコノミー)への関心を高める機会提供につなげるほか、2026年入学商戦から再生原料を使った商品の発売を計画している。

 導入校の一つ、学校法人尾張学園豊田大谷高等学校(愛知県豊田市)は19年から、女子スラックスやオリジナルパーカ、セーター2種類といった多様性に配慮したアイテムを導入し、生徒自身が制服を選ぶことのできる選択肢を増やしてきた。ただ、アイテムが増えることで、使用後の制服や体操服の廃棄が増えてしまうことを懸念。このことから、同PJへの参画を決めた。