繊維ニュース

JUKI 工場スマート化を支援

2024年04月01日 (月曜日)

 JUKIは、工場のスマート化を支援するトータルソリューションを積極提案する。23~26日に独フランクフルトで開催される国際縫製機器・繊維製造加工技術見本市「テックスプロセス2024」に出展し、衣料用と非衣料用工業ミシンの最新機器・システム・サービスを披露する。

 テックスプロセスでは「JUKIはあなたの工場のスマート化をサポートします」をテーマに、工業用ミシン39機種(うち新商品5機種、近日発売4機種)、3システム、家庭用ミシン3機種(うち新商品1機種)を展示する。非衣料用機器ではJUKIテクノソリューションズの「PLK―J」シリーズ、衣料用機器はPEGASUSとの共同開発製品やJUKIのラインアップを充実させる機器を実機展示する。

 また、統合システムソフトウエア「JaNets」によってネットワーク通信で生地に合わせたミシン制御情報を送信し、ミシン仕様を変更できる機能の実演やオペレーターがスマートフォン専用アプリで日常点検を行い予防保全できるシステム「JUKI―ShuHaRi」なども紹介する。

 新機種として、後付け可能な下糸自動供給装置搭載の全回転2倍釜電子サイクルミシン「PLK―J6040R/AW―3SD」、下糸自動供給装置付き全回転2倍釜電子サイクルミシンに画像認識装置を付けた「AMS―22EN―HS4530RSW/カメラ仕様」を披露する。

 同じく新機種として片針停止付き2本本縫いミシンと電子調整式コーナーメス切込み式によって平行両玉縁、平行片玉縁、斜め両玉縁、台形縫いができる自動玉縁縫い機「APW―896N―RA12ZR2K/X70443」、ポストベットのセミドライヘッド、総合送り水平小釜糸切りデジタルミシン「PLC―2710NV―M70BBZ/JEUX0031_700」も紹介する。

 いずれも従来は手動で行っていた作業を自動するほか、経験が必要だった補正・調整作業を不要にするなど操作性・生産性が向上する機器となっている。