「ザ・メーカーズ・ アパレルショー」 (28~29日・サンシャインシティ文化会館) 注目出展企業 ⑤
2024年02月20日 (火曜日)
サービス力を訴求
顧客第一に 南通新彤進出口
2018年に設立された縫製会社。自社工場で編み物製(Tシャツ、ワンピース、パンツ)と、織物製(シャツ、ジャケット、パンツ、ワンピース)を、協力工場ではそれ以外のアイテムを生産している。
同社の強みはサービス力だ。顧客第一主義を掲げ、顧客の要求に迅速に対応することに努めている。自社工場は労働環境や品質管理に関する国際認証を取得している。
輸出と中国内販の双方を展開。市場別売り上げ構成比は日本8割、米国1割、内販1割だ。
今回展では、機能性素材を使ったアウトドアテイストのTシャツやジャケット、パンツなどをアピールする。
日中間でEC提供 杭州傑恩西網絡技術
日中で展開する電子商取引(EC)ビジネスのサービスプロバイダーとプラットフォームオペレーターの二つの顔を持つ。中国企業が出店するBtoCの日本国内ECサイト「Cmall.co.jp」と、日本バイヤーと中国サプライヤーをマッチングするBtoBサイト「C2J.jp」を運営するほか、日中ECビジネスで活躍する人材の育成や、アリババの越境ECサイト「天猫国際(Tモールグローバル)」に出店する日系企業に対して中国への輸出業務支援などを行っている。
今回展では、C2J.jpをメインに打ち出す。信頼できる中国サプライヤーを迅速に見つけられる利便性の高さをアピールし、同サイトの集客につなげる狙いだ。
レディースがメイン 浙江嘉欣絲綢(ミャンマー工場)
大手縫製会社、浙江嘉欣絲綢は22年に設立したミャンマー工場が参加。同工場は織物製レディースファッション衣料をメインに生産している。生産ラインは11ライン、工員数は600人前後で、月産能力は約10万着だ。
輸出先は日本と欧州で、輸出額構成比は各50%。同グループは数年間、日本市場の開拓を休止したが、ミャンマー工場開業を機に開拓を再開した。この1年、展示会出展などを通じ、新規顧客の開拓を進めている。
カンボジアでも現在2工場を建設中で、さらにもう1工場を同国に建設する計画がある。今回展では、得意とするレディースファッションの織物製軽衣料をメインにアピールする。(おわり)