ごえんぼう

2024年02月16日 (金曜日)

 スマートフォンから離れるのはトイレや入浴時くらいだが、世間では湯船に漬かって動画視聴する人が増えていると聞く。もはやスマホなしの聖域はトイレだけか▼その聖域も脅かされつつある。あるアンケート調査によると、「自宅のトイレで用を足す以外に何かしたことがある人」は約6割で、その行動(複数回答)の1位と3位はスマホに関するもの。1位は「メールやメッセージの確認・送信」で男女とも60%前後、3位は「SNS・動画の視聴」で3~4割だった▼時間の有効活用や一息つきたいというのが主な理由らしいが、トイレでのスマホ使用には健康上のリスクがある。スマホに付着した細菌やウイルスの感染、排便時の腹圧上昇と絡む心疾患や脳出血の発生リスクなどがいわれる。便座に長時間座ることで便秘や痔も誘発されるそうだ▼せめてトイレでは、先のアンケートで2位の「考え事・瞑想」程度にとどめたい。