繊維ニュース

チクマ・アルファピア事業部/24春夏は鮮度高く心地良い/一歩先行くデザイン、機能

2024年02月08日 (木曜日)

 専門商社、チクマ(大阪市中央区)のオフィス・サービスウエアを取り扱うアルファピア事業部は、24春夏向けに一歩先を行くデザインや機能を意識した「マリークヮント」「ユキトリイ」ブランドの新商品を多数打ち出す。鮮度が高く、着心地の良さにこだわった商品開発で、接客向け市場の深耕につなげる。

 マリークヮントではバスケット生地を使い、黒とアイボリーを組み合わせ、チュニックやワンピースのリボンが印象的なデザインのウエアを開発。素材の半分は再生ポリエステルで環境配慮もうたえる。採用が多い物販、ホテルだけでなく、美容やクリニックなど幅広い接客向けに訴求できる。

 黒とベージュの2色から選べるセットアップ企画ではポリエステル100%のニット素材使いで、高貴で知的な美しさを兼ね備えたデザイン。ダブルブレストのジャケットは見た目より軽く、通気性も高い。生地には東レの抗ウイルス加工「マックスペックV」を施した。

 他にも爽やかな印象のネービー色のマリンスタイルや、英国の伝統的なハウンドトゥース柄で格調高い雰囲気を持ったウエアも投入する。

 ユキトリイでは社内で多彩な着こなしができるワークスタイルを提案する。ステッチボーダーニットのウエアはフロントホック仕様のVネック、Uネック2種類のジャケットとプルオーバーをラインアップ。テーパード、ジョガー、セミワイドの3種類のパンツと組み合わせることでさまざまな着こなしができる。他にも黒のロングベストや、黒またはベージュのプルオーバーなども用意し、仕事に合わせカスタイマイズできる。

 主力の「アルファピア」ブランドではポリエステルと三菱ケミカルのトリアセテート繊維「ソアロン」使いのウエアを開発。接触冷感性があり肌触りが良い。ワンピースのスカート裏地には透湿防水性の生地を使い経血の漏れを防ぐ仕様で、淡いカラーでも安心して着こなせる。