ごえんぼう

2024年01月29日 (月曜日)

 長年愛用していたドイツ製腕時計のクロノグラフのプッシュボタンが取れた。すぐに修理ができるだろうと思い、会社近くの修理屋に持って行ったが、3軒連続で「難しい」と断られた▼機械式だけに「これはそのメーカーに直接持っていかないと直らないよ」と修理屋の主人。近くに取扱店がなく、直接メーカーに修理を出せたとしても円安だけに、どれくらいの費用がかかるのかも分からない▼最近では「ロレックス」をはじめ、高級腕時計が富裕層を中心に投資の対象となっているようだ。金の価格上昇も関連するのだろうが、庶民にはあまり関係のない話▼見積りに出していていた4軒目の修理屋から「何とか修理ができる」と連絡が来た。これからも使うことができるという喜びとともに、あまり使い過ぎるとまた故障するかもしれないという憂い。人生とともに、歯車を回す腕時計こそ自分にとっては一番の価値になる。