TNFIA/台湾初のANEX/日本企業24社確定
2024年01月17日 (水曜日)
台湾区不織布工業同業公会(TNFIA)の簡嘉(くさかんむりにあお)理事長(新麗企業執行董事)は12日、大阪市内で会見し、5月22~24日、台湾の台北南港展示館1館で開催されるアジア不織布産業総合展示会・会議「ANEX2024」の概要について説明した。
ANEXは世界トップクラスの不織布関連企業が集結する世界3大不織布展の一つ。これまで3年に1度、日本、中国、韓国で開催してきたが、今回展は台湾での初開催。アジア不織布協会とTNFIAの共催となる。簡理事長は「台湾初開催となるが、台湾における不織布産業の地位も高まっている。アジア不織布産業はトレードハブとして、今後も中心であり続ける」と語った。
今回展では展示面積8千平方メートル。世界から350社の出展と2万5千人の来場を見込んでいる。メインテーマは「持続可能性とイノベーション」とし、技術開発とマーケティングに関するグローバル・ノンウーブンズ・サミット(GNS)と台湾国際不織布カンファレンスも開催される。
簡理事長は「台湾にとって日本は重要なパートナー」とも強調し、台湾初開催に際しても「日本不織布協会(ANNA)の協力に感謝している」と述べた。
同席したANNAの三木雅人会長は「18年の東京開催は大盛況だった。今回展は新型コロナウイルス禍後初の開催だけに成功させたい。そのためにもできる限り協力する」と語った。その一つが初めて設けるANNAパビリオン。「日本企業がまとまって出展することで情報交換、市場開拓に結び付けたい」と期待感を示した。
ANNAパビリオンは22社(エフアンドエイノンウーブンズ、王子キノクロス、オーツカ、岡村化成、金井重要工業、金星製紙、クラレ、新江州、シンワ、ダイニック、大和紡績、髙安、タピルス、帝人フロンティア、東洋紡エムシー、西川ローズ、日本ノズル、日本バイリーン、日本フイルコン、廣瀬製紙、三木特種製紙、ユニチカ)の出展が確定済。その他、東レ、化繊ノズル製作所の2社が単独ブースを構える。