ごえんぼう

2024年01月17日 (水曜日)

 能登半島地震から2週間余り、企業や個人による被災地支援の輪が広がっている。もっともっと輪が太く広がっていくことを願う▼29年前の今日、関西が大きく揺れた。阪神淡路大震災である。筆者は当時、大学生だった。観賞魚用の水槽が倒れて床が水浸しになったが、その程度で済んだ。二度寝して昼前につけたテレビで事の大きさを知った▼東日本大震災を知ったのも、東南アジア出張の帰路、たまたま目に入った香港空港のテレビだった。テレビは残酷に現実を伝える。今はスマホの動画ニュースやSNSもその役割を担う。圧倒的な現実に目を背けたくもなるが、逃げるわけにはいかない▼現実や事実を知ることは行動の契機になる。本紙でも能登半島地震の関連情報を随時掲載していく。個人的には、お世話になった北陸産地へ少額ながら寄付金を送ることと、機を見て中学生の息子と復興ボランティアに行くことを決めた。