繊維ニュース

児島商工会議所/事業者支援が一丁目一番地/さまざまなイベント企画

2024年01月09日 (火曜日)

 児島商工会議所(岡山県倉敷市)は4日、倉敷市内のせとうち児島ホテルで新年互礼会を開いた。繊維企業などの地元企業関係者や伊東香織倉敷市長、国会議員、県会議員ら140人が出席し交流を深めた。

 あいさつに立った尾﨑茂会頭(菅公学生服社長)は、ロシアのウクライナ侵攻などの影響によるエネルギー価格の高騰や、円安基調の継続など昨年の経営環境について「企業経営にとっては何も良いことがなかったと言えるほどの1年だった」とし、今年も厳しい状況が続くとみられる中、「事業者の支援を一丁目一番地としてしっかりフォローしていく」と述べた。

 児島地域では今年、春と秋の「児島フェス#せんいさい」のほか、児島の塩に焦点を当てた「倉敷児島塩(えん)結びプロジェクト」や、瀬戸内海国立公園指定90周年にからんだシンポジウムなど、さまざまなイベントを企画していることを紹介。推進から2年目となる「児島繊維産業未来Vision委員会」の活動にも触れ、「今年はある一定の道筋を立てていく重要な年になる」と話した。