繊維ニュース

ZOZO 再生繊維デニムで新作

2023年12月18日 (月曜日)

 ファッション通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZOは、漂着ペットボトルなどを原料とした再生繊維などから生まれたデニム生地を用いた新作アイテムを期間限定店で展示、同サイトで販売する。

 デニム生地は、豊島が展開する循環プロジェクト「アップドリフト」によって作られた再生繊維を使ったほか、漂着ペットボトルを原料にした再生ポリエステル繊維を採用したと言う。

 16日、セレクトショップなどを運営するデイトナ・インターナショナル(東京都渋谷区)と協業したこの日だけの限定店舗を開設した。茨城県古河市にあるデイトナ社が展開するコミュニティー型コワーキングスペースに、ZOZOが提供するアパレル生産支援プラットフォーム「メイドバイゾゾ」の店舗をオープンさせた。

 両者は既にメイドバイゾゾで協業。一部の商品で生産支援プラットフォームを活用し、注文を受けてから必要な分を必要な時にだけアイテムを生産している。今回はデニムベイカーパンツ(9350円)やハイウエストデニムフレアスカート(8470円)などを提案する。

 メイドバイゾゾは、商品を大量に作って売りさばくアパレルの販売手法を変えるため、受注生産で在庫ゼロを目指す生産支援プラットフォーム。今回の限定店ではZOZOの取り組みを紹介するブースも設営し、環境保全に向けた生産の仕組みを訴求した。