繊維ニュース

菅公学生服/制服の余り生地を花に/万博プログラムに参加

2023年11月20日 (月曜日)

 菅公学生服が同社の営業拠点である大阪菅公学生服(大阪市福島区)と共にスタートさせた、制服の余り生地を“エコフラワー”へアップサイクルする取り組みがこのほど、大阪・関西万博とその先の未来に向けて進められる参加型プログラム「TEAM EXPO 2025」に登録された。

 菅公学生服ではCADを使いながら、生地に無駄が出ないように制服の設計図を作成しているが、製造工程では余り生地が発生する場合がある。エコフラワーを作るための教材を関西を中心とする全国の学校に提供し、制服の余り生地からエコフラワーを作るプロジェクトに挑戦する。SDGs(持続可能な開発目標)や地球環境のためにできることについて考える機会を広げ、子供たちの学びを支援していく。

 同社はこれまでにも、余り生地を活用してお守りやエコバッグを作りながら、SDGsについて学ぶことができる「ものづくりエコ体験教室」を展開してきた。