ごえんぼう

2023年10月25日 (水曜日)

 実母と義父の一周忌法要を終えた。もうあれから一年も経つのかと、時の過ぎ行く早さにがくぜんとする▼喪主として参列者にあいさつをしなければいけなかった。昔から人前で話すことを大の苦手としてきたが、母と参列者への感謝をしっかり伝えねばと踏ん張った。その後に催した会食の場で皆から賛辞をいただくなど好評を得られたようだ▼誰しも得手不得手がある。不得手を克服するには、場数を踏むことが一番効果的だと個人的経験に照らして思う。仕事では会議など皆を前にして話さなくてはならない場面が、それこそ数え切れないほどあるし、講演会の講師を依頼されれば断ることは難しい。そうして徐々に慣れてきた▼慣れてはいけないものもある。ロシアによるウクライナ侵攻もその一つ。理不尽な悲劇は今も続く。度重なる増税もまた同じ。反対なら声を上げ続けなければ。おかしな世の中に慣れてはいけない。