菅公学生服/7月期売上高409億円/増収も4期ぶり最終赤字
2023年10月13日 (金曜日)
菅公学生服の2023年7月期連結決算は、売上高409億円(前期比1・6%増)、営業利益1億6700万円(89・5%減)、経常利益800万円(99・3%減)、純損失2億700万円(前期は純利益4億5800万円)となった。生産におけるコストアップが響き、4期ぶりの最終赤字となった。
今春の入学商戦では学生服、体育着ともにモデルチェンジ校からの受注を順調に獲得した。地域密着のエリアごとの営業強化に加え、人工知能(AI)を活用した「スマート採寸」の提案、非認知能力・キャリア教育などを推進したことで学校との密接な関係作りにもつながった。一方、原材料費などモノ作りにおけるコストアップが利益を圧迫した。
制服部門の売上高は267億円(前期比2・3%増)、体育着部門の売上高は120億円(0・1%増)、企業ユニフォームの売上高は20億7100万円(2・9%増)となった。
今期は売上高410億円、経常利益4億1千万円を計画。営業から生産、物流までの情報の一元化など業務改革に力を入れるほか、生産力を再構築し、安定した納品体制を整える。