インドファッション&ライフスタイル展/70社が対日拡大に向け商談/インド伝統技術も用いて
2023年07月26日 (水曜日)
「第1回インドファッション&ライフスタイル展」が25日、マイドームおおさか(大阪市中央区)で開幕した。ホームファニシング33社、アパレル31社、アクセサリー6社の計70のインド企業が、対日貿易拡大に向けて商談する。主催は日印国際産業振興協会(JIIPA)で、ニッセンケン品質評価センターなどが後援し、カケンテストセンターなどが協力する。27日まで。
19~21日に東京で開かれた「第12回インドトレンドフェアー」の大阪版という位置付け。東西両方の展示会に出展する企業も20社ある。
婦人服縫製のループナンディニインダストリーズは、東京展で日本企業と商談し、同社としては初の対日取引が契約に至った。これまではインド国内向け、欧州向け、カナダ向けがメイン。納入日数は60日。最小オーダー数は100枚。
同じく婦人服縫製のコエレデザイナーズは、三つの工場に計1100台のミシンを持つ。インド国内向けが50%、海外向けが50%だが、対日は始まったところで、拡大に向けて出展した。納入日数は90日。最小オーダー数は500枚。専任デザイナー15人、品質検査スタッフ20人がおり、手刺しゅうも得意とする。
ルクスリビングは、手織り生地、スカーフ、最終製品を販売する。いずれもジャムダニ(透かし織り)というベンガル地方に伝わる伝統的な織り技術を用いており、インド国内のほか、米国、スペイン、フランスなどに輸出する。日本向けはまだ少ないが、「知名度を高めて開拓していきたい」と意気込む。