「インターテキスタイル上海春展」/ジャパン館に21社出展/来月28~30日開催へ

2023年02月16日 (木曜日)

 【上海支局】服地と副資材の国際展示会「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2023春展」が、来月28~30日に国家会展中心〈上海〉で開かれる。21年10月以来、約1年半ぶりの開催となる。日系出展者が集まる「ジャパン・パビリオン」には、新規3社を含む21社が出展する。

 同展はこの1年半、新型コロナウイルス禍の感染拡大と、感染を厳格に抑える「ゼロコロナ」政策の影響を受け、開催が見送られてきた。生地商社の多くが、同展を新規顧客の開拓の重要な場と位置付けており、開催が待ち望まれていた。

 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が主催するジャパン・パビリオンには今回、サンウェル、双日ファッション、宇仁繊維、豊島、モリリン、田村駒、植山織物、桑村繊維、コッカ、コゼット、ニッケテキスタイル、サードパーティ、興和、タキヒヨー、アダストリア ナチュラルナイントレーディング上海、クロップオザキ、丸佐、鈴木晒整理、卓Edge、服部商会、ティーンフォンが出展する。サードパーティとアダストリア ナチュラルナイントレーディング上海、服部商会の3社は初出展となる。

 またスタイレム瀧定大阪や旭化成、三菱ケミカル、村田機械、クラレトレーディングなどが単独出展する。

〈双日ファッションが杭州に新拠点〉

 生地商社が中国内販の拡大を図るため、拠点を拡充している。双日ファッションの上海法人、双日奔時代〈上海〉貿易はこのほど、浙江省杭州市に事務所を設けた。同社は上海に本社、広東省広州に子会社を置くが、「杭州は上海、広東省に次いで顧客数が多い」ことから、同地に拠点を設け、市場を深耕していく。

 豊島も昨年、広州事務所を開設し、華南市場の顧客のフォローアップを強化した。スタイレム瀧定大阪は21年、北京と福建省厦門(アモイ)に営業所を開設している。