三菱ケミカルグループ/睡眠センサー開発/睡眠と心身のバランス解析

2022年10月20日 (木曜日)

 三菱ケミカルグループはこのほどバイタル情報から睡眠の質を解析する技術を持つヘルスセンシング(東京都八王子市)との共同で睡眠センサーを開発した。

 三菱ケミカルグループの製膜技術と材料設計技術により高い感度を持つ圧電フィルムをセンサー材料の基盤に採用した。

 これにヘルス社の技術を組み合わせることで非接触かつ無拘束でBCG(心弾動)を検知し、さらにはAI(人工知能)解析によるPSG(終夜睡眠ポリグラフ)推定ができるようになり、従来のベッドセンサーではできなかった睡眠の質の検知と心身のバランスの解析が可能となった。

 先進国の社会課題である超高齢化社会において、被介護者の睡眠時における介護負担の軽減や簡便な健康管理に睡眠センサーが活用されているという。

 この睡眠センサーは19日からドイツで開催の「国際プラスチック・ゴム産業展・K2022」に出展されている。