豊島「環境意識調査」/7割が意識の高まり実感/人気サステ商材は有機綿

2022年09月28日 (水曜日)

 豊島がこのほど実施したファッションに関する環境意識調査では、消費者の70%以上が「周囲で環境に対する意識が高まっている」と回答した。企業が自社商品にサステイナブル素材を使用していると知ったとき、90%以上の人が「企業へのイメージが良くなる」と答えた。

 調査は、サステイナブルな暮らしを提案するプラットフォーム「エレミニスト」(運営=トラストリッジ)と共同で実施した。エレミニストの読者から選抜された20~50代の消費者を対象に、7月下旬~8月上旬にウェブアンケートを行った。有効回答数は59人。

 今回の調査では「サステイナビリティー」と聞いて思い浮かぶものについて、全体の93%が「環境汚染」を挙げた。他の多数回答は「気候変動による温暖化や異常気象」「食品ロス問題」「生物多様性の喪失」など。

 購入したことがある・購入してみたいサステイナブル素材の商品として、オーガニックコットンが88%と最も多く、トレーサブル素材が71%で続く。愛用するサステイナブルなアイテムは「エコラップ、蜜蝋ラップ」の人気が最も高く、エコバッグなど以前は使い捨てにしていた日用品からの置き換えができるアイテムを挙げる人も多かった。

 サステイナブル素材を使って作りたい生活用品は、ファッション用品が最多で、次いで洗剤や掃除用品が多く挙がった。

 豊島は2014年から、サステイナブルな素材やファッションに関する意識調査を実施している。