菅公学生服調査レポート/前向きな回答上位に/女子スラックスのイメージは?
2022年08月17日 (水曜日)
菅公学生服はこのほど、全国の10~60代の男女1200人を対象に、女子制服のスカートとスラックスの選択制の認知度や女子スラックスのイメージなどについて調べた。調査データは同社の調査レポート「カンコーホームルーム」で公開している。
スカートとスラックスの選択制について、全体平均では「知っている」が71・5%となった。年代別に見ると、10代の認知度が最も高かった。
自身が通っていた学校が女子スラックスを選べたかとの質問では、全体平均では「選べた」が13・4%、「選べなかった」が76・1%、「わからない」が10・5%となった。10代は「選べた」という回答が45・0%と半数近くに上った一方、20代は12・5%、30代以上は10%を下回った。
女子制服のパンツスタイルのイメージについては、全体平均では「自由でよい」という回答が64・8%で最も多かった。続いて「動きやすそう」(44・3%)、「暖かそう」(24・8%)という前向きな回答が上位を占めた。一方で「違和感がある」(7・9%)、「かわいくない」(6・8%)、「女子中高生らしくない」(5・1%)といったマイナスイメージも上げられた。男女別に見ると、女性の方がパンツスタイルについて肯定的な回答が多かった。
近年、性的少数者(LGBTQ)へ配慮する流れから、ジェンダーレス制服を導入する学校が増えている。生徒一人一人の多様性を尊重することに加え、ダイバーシティなどを学ぶ題材としても注目されている。