飲料ラベルでリサイクル/三菱ケミカルHDG

2022年06月17日 (金曜日)

 三菱ケミカルホールディングスグループ(HDG)は広島県が公募した「令和4年度 海洋プラスチック対策(プラスチック使用量削減等)・リーディングプロジェクト支援事業」に「プラスチック資源の持続可能な利用・価値化推進プロジェクト」を提案し、このほど採択された。

 この事業は2025年度の飲料ラベル水平リサイクル実装と清涼飲料業界が現在、30年に向けて進めているボトルtoボトル水平リサイクルを推進するに当たり、消費者(主に学生)にプラスチック資源の価値を身近に感じてもらう啓発活動を行い、消費者の意識・行動変容を促すとともに、飲料ラベルの高品質リサイクルを実現するために要となる選別技術を確立・検証することを目的とする。

 同HDGが幹事会社をつとめ、フジシール(東京都足立区)、リコー(同大田区)、キリンビバレッジ(同中野区)、広島県、大竹市、清涼飲料業界団体、広島県内の大学など産学官民の連携先と共に技術確立とそれを受け入れる社会の資源回収スキームの構築を目指す。