菅公学生服×岡山南高/デニム工場を見学/バスガイド制服企画PJで
2022年06月03日 (金曜日)
「産学連携実学体験プロジェクト」(MPS)を推進する菅公学生服と岡山県立岡山南高等学校(岡山市)は1日、デニム・ジーンズ製造卸のジャパンブルー(岡山県倉敷市)の本社と織布工場の見学を行った。今年度のMPSで取り組む、岡山県産のデニムを使って下電観光バス(岡山市)のバスガイド制服をデザインする企画の一環となる。
同校服飾デザイン科の2年生、36人が参加した。織布工場の見学では、ジャパンブルーの担当者が工場で稼働するシャトル織機、豊田自動織機製の「GL9」の特徴について説明した後、実際に織機を動かして織る様子を披露。縫製場ではスタッフが説明しながらジーンズ縫製の実演をした。生徒からは「デニムの人気カラーは?」「1日に何本のジーンズが生産できるか?」などの質問が相次いだ。
工場を見学した山口真奈さんは「デニムがこうやって作られているのだと分かった。思ったよりも機械の音が大きくてびっくりした」と話した。
ジャパンブルー見学後は、児島ジーンズストリートを散策。午後からは下電観光バスを訪れた。
今後は9月にかけて、講義に加えて企画書の作成やプレゼンテーション内容の検討などを行う。9月中旬に8チームに分かれてプレゼンし、3チームの企画案に絞り込んだ後、12月初旬に制服の最終案を披露する。
MPSは2014年にスタート。これまでに中学校の体操服や制服、同校の夏服を商品化したほか、社会問題を制服で解決する試みを行うなど、キャリア教育を推進してきた。