三菱ケミカルHDG/資源循環型ラベル実用化/カゴメが採用

2022年06月02日 (木曜日)

 三菱ケミカルホールディングスグループ(HDG)はフジシール(東京都千代田区)との共同実証プロジェクトによって、マテリアルリサイクルによる資源循環型(ラベルtoラベル)シュリンクラベルを実現し、このほどペットボトル用シュリンクラベルの再利用を可能にした。この資源循環型シュリンクラベルが日本で初めてカゴメ(名古屋市中区)の「野菜生活100オリジナル」(720㍉㍑)に採用されることとなった。

 ラベルtoラベルとは、使用済みシュリンクラベルから印刷されたデザインを取り除き、新しいラベルに再生する技術。消費者に有用な情報を伝えるラベルが再びラベルに生まれ変わることで資源循環と温室効果ガス削減に寄与する。

 フジシールの印刷技術と三菱ケミカルHDGの製膜技術を組み合わせてシュリンクラベルは製造される。新たなパッケージの印刷には環境に配慮したバイオマスインクが使われている。