ユニチカトレーディング 23秋冬スポーツ/20%の拡販目指す/バイオナイロン・再生ポリ打ち出す

2022年05月23日 (月曜日)

 ユニチカトレーディングは23秋冬向けのスポーツ素材で、寒い時期のさまざまなシーンで活躍する吸放湿保温素材、再生ポリエステル、バイオナイロンなどを重点的に投入し、22秋冬対比で20%の拡販を計画する。

 同社によると、新型コロナウイルス禍に伴う生活環境の変化で、屋外で気軽に行えるウオーキングやアウトドアレジャーへのニーズが高まり、登山やトレッキングなどから求められる高機能ウエアを普段着として着用するライフスタイルが定着してきた。

 一方で、環境問題への意識の高まりからサステイナブルなサーキュラー・エコノミーが求められるとともにバイオマスやリサイクル素材などで新しい製品を生み出す取り組みが必須になっている。

 これらを踏まえ、同社は吸放湿保温素材の拡販、再生ポリエステルへの転換、バイオ原料由来のナイロン11、環境配慮型の後加工を打ち出し23秋冬商戦に臨んでいる。

 23秋冬では、吸放湿「ハイグラ・ウォーム」、バイオナイロン11「キャストロン」、断熱保温「エアーホールド」シリーズ、太陽光熱変換「速ポカ」などを打ち出し20%の拡販を目指す。

 これら戦略素材を24~26日、プラザマーム(東京都中央区)で開催する「ユニチカ・機能素材2023/24年秋冬素材展」で提案する。