ユニチカトレ―ディング/消防防災研究に採択/フェイズ3通じ実用化目指す

2022年04月27日 (水曜日)

 ユニチカトレ―ディングは総務省消防庁が毎年、実施している「消防防災科学技術研究推進制度」に昨年度に続き今年度もフェイズ3の研究課題として採択された。

 研究課題名は「感染防止性・夏季における冷却性等に優れた能力を有する感染防止衣の開発と適切な洗浄・消毒方法の研究」。

 広島国際大学緊急救命学科や大雪消防組合、深谷市消防本部、大津市消防本部、田辺市消防本部などと今年4月から来年3月の期間で取り組む。

 フェイズ2のテーマとして「感染防止能力・夏季における冷却性等に優れた能力を有する感染防止衣の開発」に昨年4月から取り組んできた結果、高い感染防止能力を維持しながら透湿性能、軽量化、ストレッチ性を兼ね備えることで救急隊員の身体的負担を軽減し、暑さ対策に優れ動きやすさを兼ね備えたプロトタイプの感染防止衣を開発した。

 今後はフィールドテストの件数を増やし、より実戦配備が可能な感染防止衣を完成させるため、フェイズ3の社会実装研究を行い実用化を目指す。