繊維ニュース

東レ/使い切り防護服が進化/耐水性と通気性を両立

2022年04月25日 (月曜日)

 東レはJIS T8115化学防護服タイプ4(スプレー防護用密閉服)に適合する使い切りの防護服「リブモア4500AS」を5月9日に発売する。2022年度で5万着、25年度で50万着の販売を計画する。

 耐水性と通気性を両立する生地を用い、縫い目にシームテープを付けることで同タイプ4に適合する安全性と快適性の両立を実現した。

 東レはこの生地を21年に開発。緻密な特殊耐水層(メルトブロー不織布)を耐水性の高いスパンボンドで挟み込み3層構造を持たせた。

 特殊耐水層の不織布を極めて緻密な構造に制御することで、従来のSMSでは難しかった耐水圧1000ミリを実現しながら約7㏄/平方メートル/秒の通気性を持たせた。帯電防止性能も特徴。

 廃棄物焼却施設でのダイオキシン類対策や製造設備の大規模定期修繕作業、化学プラント、メンテナンス、アスベスト除去などの作業現場に売り込んでいく。販売元はサンリッチモード(東京都千代田区)、価格はオープン。

〈東京本社に再生可能エネルギー導入〉

 東レはこのほど、三井不動産と東レ本社が入居する日本橋三井タワー(東京都中央区)における「クリーン電力提供サービス」に関する契約を締結した。

 三井不動産を通じ電源開発が所有する風力発電設備で創出される環境価値を活用することで、東レ本社で使用する全ての電力を4月から実質的に再生可能エネルギー100%電力に切り替える。

 これにより、二酸化炭素換算で年間1500トン相当の温室効果ガスの排出削減が見込まれる。