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トンボ/売上高460億円目標に/来期から3カ年計画始動

2022年04月12日 (火曜日)

 トンボは来期(2023年6月期)から連結売上高460億円を目標とする3カ年計画を新たにスタートさせる。特にEC販売とヘルスケア事業の拡大に注力。デジタル化など、新型コロナウイルス禍で蓄積してきたノウハウを生かし、近藤知之社長は「来期は攻めの経営をしていく」と話す。生産体制も変革させながら効率化を進める。

 来期にEC事業本部を設立。定番商品の販売と、AI(人工知能)を活用した採寸から納品までの別注対応とをECを活用して本格化させる。制服、体育着、ヘルスケア商品を合わせた店頭販売分野のECの売り上げは現状3億円弱。近藤社長は「3年後に5億、5年後には10億円程度の売り上げを作っていきたい」と話す。ヘルスケア部門の売り上げ(前期23億円)についても、「30億円を目標に、将来的には50億円程度にまで拡大していかなくてはならない」。

 新型コロナ禍ではリモート会議やAIによる採寸、バーチャル展示会などデジタル化が進み、経費削減につながった。来期はこのノウハウを生かしながら、デジタルとリアルを掛け合わせたハイブリッド型の営業を推進する。

 生産面では、現在別々に生産を行っている同社と子会社の瀧本の生産ネットワークを来期中に一本化。生産キャパシティーの共有化によって効率化を図る。

 22年6月期は増収増益を見通す。今年の入学商戦は、スクールでは200校超のモデルチェンジ校を獲得。スポーツでも、クラブ対応やマーチングを含めて200校超の新規物件を獲得できた。性的少数者(LGBTQ)への配慮の流れから、公立中学校を中心にブレザー化が進んだほか、高校で共通スラックスなどのアイテム数が増加したことも増収の要因となった。

 ヘルスケア事業ではニット病衣に加え、「ヨネックス」ブランドの販売が堅調で、増収基調で推移している。