往来

2022年03月30日 (水曜日)

 「本来であれば、インテキ上海展の出展結果を振り返っている頃だ」と話すのはアダストリアの上海法人、久恩玖貿易〈上海〉の太田一誠総経理。「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス」の中止になり、さぞかし残念だっただろう。グループのブランドの生産管理や生地開発を行う同社は、出展を機に生地の中国内販を本格化するはずだった。ブランド企業が、B2Bの生地販売に参入するのは珍しいが、同社の生地は日本で製品になった実績もある。ライフスタイルブランド「ニコアンド」で中国でも知名度を高めるアダストリアの生地に、地場企業がどのような反応を示すか楽しみだ。