東洋紡/三菱商事と新会社/機能素材事業を移管

2022年03月28日 (月曜日)

 東洋紡は三菱商事との合弁により新会社を設立することで24日に合意した。スーパー繊維やスパンボンドといった機能素材事業を新会社に移管する。

 新会社名は未定、所在地は大阪市北区梅田1の13の1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス、両社から1人ずつ代表者を送る。2022年10月に設立し、23年1月から事業運営を開始する。資本金の額は未定、出資比率は東洋紡51%、三菱商事49%。

 機能素材に関する製品・技術開発力を持つ東洋紡と機能素材に関する販売取引、事業開発、総合商社としての経験に基づく海外事業展開、事業の環境・デジタル化対応に関する幅広いノウハウを持つ三菱商事が共同で事業展開を行うことで、機能素材業界におけるグローバルレベルでの強いポジションの構築、技術・製品のポートフォリオマネージメント、環境・デジタル等の産業課題に対する対応能力の向上を新会社で実現する。

 新会社には、「バイロン」「ハードレン」、光機能材料、ファインケミカル、エンプラ、アクア膜、環境ソリューション装置、AC製品・材料、スパンボンド、生活資材、スーパー繊維やこれらに付帯する事業を移管。その売り上げ規模は1千億円前後になるという。

 新会社名、資本金、代表者などについては決まり次第、発表する。業績に与える影響についても、分かり次第、速やかに開示する。