東レ「トヨフロン」/低摩擦・高摺動 耐久素材を新開発/長寿命化を実現

2022年03月07日 (月曜日)

 東レは低摩擦素材であるフッ素繊維「トヨフロン」と高強度繊維を組み合わせることで優れた摺動(しょうどう)耐久性を持たせた低摩擦・高摺動耐久テキスタイルを開発した。各種産業用機械、工場設備、自動車関連部材、ベアリング向けに販売する。

 フッ素線維の持つ優れた低摩擦性を保持しながら従来の同社の低摩擦・高摺動耐久テキスタイルに比べ25倍以上の摺動耐久性を持っているため、摺動材のメンテナンス低減、長寿命化を可能とする。

 また、従来品の持つ小型化・軽量化の利点に加え、高面圧化による摺動部の面積削減が見込まれるとともに、摺動耐久性が向上したことでより過酷な条件下での長時間使用が可能となった。メンテナンスコストの低減、長寿命化に伴う交換頻度の削減が省資源や環境負荷低減にも貢献する。

 16~18日に東京ビッグサイトで開催される「第26回 機械要素技術展」に出展しトヨフロンをPRする。