大和紡績/従来品より30%超軽い/超軽量合繊帆布を開発

2022年02月21日 (月曜日)

 大和紡績はこのほど、超軽量合繊帆布「エアフェザー」を開発した。同社の従来品と比べて30%超の軽量化を実現した。トラックシートなどで使用時の作業負荷軽減や環境負荷低減につながるサステイナブル帆布として打ち出す。

 エアフェザーはポリエステル基布にポリ塩化ビニル系樹脂を含侵させた合繊帆布。重量は1平方㍍当たり390㌘を実現した。同社の汎用品と比べて33%、既存の軽量タイプと比較しても13%それぞれ軽量となる。

 同社の合繊帆布はトラックシートやトレーラー用シートが主力用途であり、防水性や耐候性に加えてトラック運転手などシート装着作業者の作業負荷を低減するために軽量性も求められる。今回、従来品から大幅な軽量化を実現したエアフェザーを開発したことで、シートとしての使用時の作業効率や負荷を低減することが期待される。

 同社はこれまでも軽量帆布「エアスカイ」や高耐久性汎用帆布「ダイワボウファイナル」など多彩な帆布を提案してきた。新たにエアフェザーがラインアップに加わったことで同社の合繊帆布シリーズが一段と充実することになる。