繊維ニュース

伊藤忠商事/SDGsを共通テーマに/体験型で商品の理解深める

2022年02月04日 (金曜日)

 伊藤忠商事が運営するITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区)は、衣服・ファッションをテーマにした体験型展示「未来の試着室」展を同所で開催している。期間は27日まで。試着室に見立てた五つのブースを設け、SDGs(持続可能な開発目標)の観点を踏まえながら、体験をもって商品や素材について理解を深めてもらう。

 「リユース」ブースでは、京都紋付が手掛ける、着古した服やアパレルの在庫を伝統の黒染めでよみがえらせるサービスを紹介。汚れが目立つ服と黒く染め上げた同じ服を並べ、〝ビフォア/アフター〟がイメージできる展示を行っている。

 「ダイバーシティ&インクルージョン」では、障害や病気を抱える人たちの服に関する悩みに向き合うユナイテッドアローズの取り組みを伝える。

 「伝統文化の継承」では、世界中の優れた服飾技術の継承を訴えるブランド「Pheeta」(フィータ)を紹介する。

 「地球環境への配慮」では、フィンランドの森林から生まれた針葉樹由来のセルロース繊維「クウラ」を打ち出す。ファッションブランド「ザ・リラクス」がクウラで作った生地を使った2021年秋冬向けアイテムを展示している。

 「リサイクル」では、衣料品生産で出た残反・裁断くずや不要な服を糸に戻し、生地や服などに再生させる「レニュー」を提案する。環境配慮の面だけでなく用途の幅広さもアピールする。

 入館料無料。開館時間は午前11時から午後6時まで。月曜休館。