スタイレム瀧定大阪/eスポーツにファッションを/デジタル、サステも絡めて

2022年02月02日 (水曜日)

 スタイレム瀧定大阪(大阪市浪速区)は、eスポーツ(コンピュータゲーム競技)業界に対する提案を強化している。「eスポーツプレーヤーのビジュアルに革新をもたらす」とし、生地やウエア、グッズの開発、提供を推進するとともに、デジタル活用によるサステイナブルな商品作りも提案していく。

 同社が持つ5千点を超える生地の中から付加価値の高いものを選び、チームオリジナルのアパレルウエアやグッズを制作する。さまざまな要望に同社のテキスタイルデザイナー、ファッションデザイナー、パタンナーがきめ細かく対応する。

 デジタル活用としては、3Dによるデジタルサンプルの作成、商品のカラーや生地の変更、CG(コンピューターグラフィック)加工などを展開する。デジタルを活用することで実物サンプルの作成量が削減でき、環境負荷軽減につながる。

 国内トップクラスのプロeスポーツチームであるREJECTのアパレルブランド「リジェクト」との取り組みが始まっているほか、開催中の「東京eスポーツフェスタ2022」オンライン展にも出展している。

 同社によると、ファッションを楽しむことをeスポーツに取り入れたいという声はかなり多く、ウエアのデザインや生地に強いこだわりを持つチームがまだまだあるという。