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トンボ・スポーツMD本部/通期で2~3%増収目指す/前年並みの新規校獲得を

2021年12月06日 (月曜日)

 トンボ・スポーツMD本部は今期(2022年6月期)、新規校の獲得と前期に持ち越した価格改正で前年同期比2~3%の増収を目指す。新規校の獲得では、部活マーチングを含めて今年10月末までに約180校が確定しており、通期で前年並みを予想する。

 近年力を入れる昇華転写プリントの採用は新規全体の40%超となっている。全面昇華から部分昇華デザインの定番商品を増やしているほか、無水染色による環境配慮型商品としても訴求する。

 昇華転写の生産では、夜間に無人稼働することで「プリントの生産性が40%ほど向上した」(恵谷栄一取締役営業統括本部副本部長)。今期はこの生産方法で増えつつある昇華転写プリントに対応する。生産面では、縫製のトンボ倉吉工房スポーツ館(鳥取県倉吉市)で1ライン増設。これまでヘルスケア商品とハーフジップの体操服、タイツを3ラインで生産してきたが、今期にポロシャツのラインを追加し、4ラインでの稼働を始めている。

 今期はジャージー素材での決定が多く、独自の軽量ポリエステルニット「ピステックス」を採用するウオームアップウエア、「ピストレ」の採用状況は全体の約30%となっている。

 ピステックスではこれまで、撥水(はっすい)、裏起毛、制電、寒冷地向けの肉厚起毛、軽量性と吸汗速乾性を高めた生地の5種類で展開してきた。ここへ新たに感性と質感を高めたシャドーストライプ柄と、摩擦、防融機能を強化した生地を追加。トータル7種類での提案を進めている。

 前期(21年6月期)は、前年の新型コロナウイルス禍による買い控えの反動と体育着通学の推奨によって、10%近い伸び率となったが、今期に入っては、上半期(21年7~12月)の売上高は前年同期に比べて2~3%減少しており、例年並みに戻った。