三菱ケミカルHD ギルソン社長/世界でベスト企業を/年功序列なども改革必要
2021年08月06日 (金曜日)
三菱ケミカルホールディングス(HD)のジョンマーク・ギルソン代表執行役社長は5日、記者団との茶和会(オンライン)で、日本だけでなく、世界レベルで「ベストな企業を目指したい」と話した。そのためには年功序列制の改革をはじめ、「さまざまな取り組みが必要」との認識を示した。
ギルソン代表執行役社長は、同社グループの強みは「社員の質」にあると捉えている。その上で個々のパフォーマンスをさらに高めるには現状の人事制度を改革しなければならないとした。ただ、制度自体を変えたいのではなく、あくまでもパフォーマンスを重視した体制を整えると強調した。
ベスト企業の実現に向けて社員の質向上だけでなく、会社そのものの改革も不可欠と説く。一つが持ち株会社制度。個人的な意見としながらも「多くの企業を傘下に収め複雑すぎる。持ち株会社は良くないと思っている。どのように企業運営するのか考える」とした。