三菱ケミカル/バイオマス原料由来のPETで三井化学にライセンス供与

2021年11月05日 (金曜日)

 三菱ケミカルは自社で保有するバイオマス原料由来ポリエステルに係る基本特許を含む関連特許について、このほど三井化学(東京都港区)とライセンス契約を締結した。

 ライセンス対象の製品は再生可能なバイオマス原料を用いたポリエチレンテレフタレート(PET)で、ボトルをはじめさまざまな用途が見込まれており、従来の石油由来の製品に比べ温室効果ガスの排出量を抑えることができる。

 三菱ケミカルはこの特許以外にもバイオマス原料由来の製品に関する特許を数多く保有している。環境負荷の低いバイオマス原料由来の製品を普及させるために、外部との協業やライセンス供与を積極的に推進することで持続可能な新炭素社会の構築に貢献したいとしている。