第9回プラチナ大賞で優秀賞/三菱ケミカル「BioPBS」

2021年11月02日 (火曜日)

 三菱ケミカルが取り組む「生分解性樹脂BioPBSと地域資源を用いた循環型社会の構築」がプラチナ構想ネットワークおよびプラチナ大賞運営委員会が主催する「第9回プラチナ大賞」で優秀賞(グリーン技術革新賞)を受賞した。

 BioPBSは土壌中の微生物によって水と二酸化炭素に完全に分解することができるため、プラスチック廃棄物削減に貢献し、また植物由来の原料を使用しているため、二酸化炭素の排出量削減にも寄与できる。

 同社は2020年から八ヶ岳エリアでBioPBSを起点とする循環型社会形成のプロジェクトを実施している。

 BioPBSを使用する紙コップ、ストロー、カトラリーなどを使用後、八ヶ岳農業実践大学校でコンポスト処理(堆肥化)し、できた堆肥を協力農家での野菜栽培に使用するという資源循環の実証事業に取り組んでいる。

 同プロジェクトが地域活性化にも貢献する取り組みとして評価され、優秀賞の受賞に至った。