廃プラの調達でリファインバースと基本合意/三菱ケミカル
2021年07月28日 (水曜日)
三菱ケミカル(MCC)はこのほど日本最大級となるプラスチック油化のケミカルリサイクル設備を建設するに伴い、リファインバース(東京都中央区)から原料となる廃プラスチックを調達する基本合意書を締結した。
両社は昨年8月に資本業務提携を行い、廃棄物の適切なリサイクルや有効利用の促進に向けた検討を進めてきた。
MCCはENEOS(東京都千代田区)との共同でMCC茨城事業所にケミカルリサイクル設備を建設し2030年度の完成を目指している。
MCC、リファインバースは当該設備向けの原料プラスチック収集や調達における具体的な検討を加速させるため、このほど基本合意書の締結に至った。
リファインバースは産業廃棄物や建設廃棄物といった幅広い対象からポリプロピレンやポリエステル、ポリスチレン、PET樹脂などの原料プラスチックを収集することを検討する。
MCCはプラスチックケミカルリサイクル設備の実装に向けて、マスバランス方式によるケミカルリサイクル品認証の取得、社会へのマスバランス方式の浸透を目指す。