いすゞがトラックに採用/三菱ケミカル「デュラビオ」

2021年04月01日 (木曜日)

 三菱ケミカルが展開するバイオエンプラ「デュラビオ」がこのほどいすゞ自動車が販売するトラック3車種のレーダーカバーに採用された。トラックに採用されるのは初めて。

 いすゞは小型トラック「エルフ」、中型トラック「フォワード」、大型トラック「ギガ」の交差点警報およびブラインドスポットモニター用レーダーカバーにデュラビオを採用した。

 デュラビオは再生可能な植物由来原料イソソルバイドを用いたバイオエンプラで、耐衝撃性、耐候性、耐熱性などで一般のエンプラよりも優れた物性を発揮する。

 顔料を配合するだけでつややかで光沢のある表面を作ることができる。表面が硬くて擦り傷がつきにくいため、コーティング工程が不要で製造時に塗料から発生するVOC(揮発性有機化合物)を低減できるのも特徴。