ティーンフォン/産地の生地を中国輸出/インテキ上海へも初出展

2021年01月29日 (金曜日)

 テキスタイル輸出などを行う、ティーンフォン(京都府向日市)は3月10~12日に中国・上海で開催される「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス春」に初出展する。日本の繊維産地企業の生地や同社の中国での販売代理店で、シルク使いが主力のテキスタイル製造の杭州銘和絲綢による生地を提案する。

 同社はシルク専門商社で縫製品OEMなどを担当していた野村祐介氏が2000年に独立し、立ち上げた。当初は縫製品OEMや中国製シルクの生地販売を手掛けていたが、18年ごろから北陸、尾州、播州、浜松など日本の各産地企業の生地の中国輸出を始めた。

 「この3年間で、日本の繊維産地企業の生地輸出が成果に結び付いてきた。さらに顧客を広げて産地企業の力になりたい」(野村社長)として、今回のインターテキスタイル上海への出展を決めた。

 同展では春夏、秋冬に関わらず日本の産地企業のテキスタイルを幅広くそろえる一方、日本で企画し杭州銘和絲綢が生産する生地や杭州銘和絲綢が欧米輸出する生地など50点をメインに幅広いバリエーションを訴求する。