大和紡績/島根県から立地計画認定/14億円投じて出雲工場増設
2020年12月23日 (水曜日)
大和紡績はこのほど、出雲工場(島根県出雲市)の設備増設計画に対して島根県から「島根県企業立地促進条例に基づく立地計画の認定」を受けた。これにより条例に基づくさまざまな優遇制度を利用することができる。
同社は現在、和歌山工場(和歌山県美浜町)のフィルター製造設備と美川工場(石川県白山市)のフィルター原料製造設備を出雲工場に移管する設備再編を進めている。
これにより出雲工場は従来の工業用織物の製造に加え、電子・半導体分野などでの需要拡大が期待できるフィルター製品の一貫生産体制を構築する。トンネル工事や地盤補強に使われる土木資材の生産も出雲工場に集約する。
今回、島根県から立地計画認定を受けたことで、雇用の創出など地域経済活性化に貢献しながら出雲工場の設備増強に取り組むことになる。計画では14億2400万円を投じ、2021年7月の操業開始に向けて設備増設を進める。