4~9月は減収減益に/三菱ケミカルホールディングス

2020年11月06日 (金曜日)

 三菱ケミカルホールディングスの2020年4~9月期連結決算(IFRS)は、売上収益1兆5048億円(前年同期比17・7%減)、コア営業利益546億円(58・2%減)、税引き前損失368億円(前年同期は1224億円の利益)、純損失496億円(同813億円の利益)だった。ヘルスケアを除くセグメントで利益を落とした(短信既報)。

 繊維を含む機能商品セグメントは、自動車用途を中心に需要が弱含む中、高機能エンジニアリングプラスチックなどの販売数量が落ちた。繊維事業は防音材料に混合する機能性繊維(極細アクリル)などの提案を強めているが、「全体として厳しい収益状況」が続く。

 通期の業績予想は売上収益3兆1750億円、コア営業利益1400億円、税引き前損失160億円、純損失590億円。