小松マテーレ/日本製、コンバーティング品訴求/インテキ期間に上海で個展

2020年09月30日 (水曜日)

 【上海支局】小松マテーレは、「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2020秋」が開かれた23~25日、上海市内の拠点で2021秋冬展を開催した。日本製や中国の協力工場で生産するポリエステルやナイロン長繊維を使った合繊織物を出展。スポーツやファッションブランド、縫製工場などの顧客が来場した。

 ダウンウエア向けを中心に、中国内販で売り上げ上位の10生地をメインに紹介した。日本本社の生地とともに、中国でのコンバーティング品もアピール。バッグ向けの採用が進むスタンディング・ファブリック「コンブ エヌ」も紹介した。

 同社は、ポリエステルやナイロン生地の無地染め、複合薄膜素材、コーティング加工を展開していた子会社、小松精練〈蘇州〉を8月に清算し、生地のコンバーティング事業などを展開する小松美特料〈蘇州〉貿易を9月中に設立する。日本本社の生地や、中国の協力工場で生産する生地を、中国国内と第三国向けに販売していく。