東麗国際貿易〈中国〉/21秋冬素材展を上海で開く/抗菌、軽量、環境保護テーマに
2020年09月29日 (火曜日)
【上海支局】東レインターナショナルの現地法人、東麗国際貿易〈中国〉(TICH)繊維事業部門ファイバー部は、「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2020秋」の開催に合わせ、22~25日に上海の常設展示場で「21年秋冬素材展」を開いた。抗菌、軽量、環境保護の三つをテーマに、再生ポリエステル短繊維を使ったリサイクル糸などを出展。アポイント制で地場インナーブランドや加工場などと商談を行った。
抗菌のコーナーでは、抗菌機能を持つマイクロアクリルに消臭機能を持つレーヨンと綿を合わせた靴下向けの素材を出展。高い機能性と共に、白色度の高さを訴求した。
軽量では、中空ナイロン66短繊維/長繊維をアピールした。高度な深部溶出制御技術で、体積の約45%相当を中空にし、超軽量を実現していることを紹介。糸加工が現地の協力工場で可能になったことから、中国内販にこれから本腰を入れていく。
リサイクルは、再生ポリエステル繊維「エコユース」などを使った、異形断面タイプなどの高付加価値のリサイクル糸を打ち出した。リサイクル素材への関心を高める輸入向け加工工場に向け、ボトムなどの製品サンプルと共にアピールした。