三菱ケミカル/廃棄物リサイクル企業と提携/循環型経済を加速
2020年08月24日 (月曜日)
三菱ケミカルは、廃棄物の再資源化などを事業とするリファインバース(東京都中央区)と資本業務提携を行う。サーキュラーエコノミー(循環型経済)推進に向けた取り組みの一環。20日付けでリファインバースが実施した第三者割当増資に応じ、同時に業務委託契約を締結した。
リファインバースグループは、建築系廃棄物処理の収集運搬業を主に、廃棄物処理から樹脂製造までの一貫した体制を築き、さまざまな再生資源を提供している。このノウハウと三菱ケミカルの技術・知見を融合することで廃棄物の適切なリサイクルや有効利用を促進する。
これまで分断されがちだった素材産業とリサイクル産業が連携することで、「自社製品の最終処分法に対する理解を深め、環境に優しい素材設計に生かす」(三菱ケミカル)とした。
リファインバースは2003年12月設立。建築系廃棄物処理の収集運搬、産業廃棄物処理、廃棄物の再資源化を事業内容としている。16年東証マザーズ上場。従業員数はグループ全体で約150人。